楽(ラク)な入浴スタイルのスチームサウナ
![スチームサウナ介護浴](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s9c21186aef875f4b/image/i1e24d049c72cd98d/version/1362534734/%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%8A%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E6%B5%B4.jpg)
またがずに身体が温まる
バスタブに身を沈める際、足を上げて、またがなければなりません。スチームサウナの場合、バスルーム全体が温かいので、イスに腰掛けてしばらくすると、汗がジワジワと出て身体が温まります。身体の移動が少ないので、滑ったり、転倒する可能性を少なくできます。
ゆっくりしっかり温まる
熱い湯につかった場合、身体の表面が熱く感じ、3分~5分と短時間で出てしまうことがあります。この場合、身体の芯が温まりきらずに、湯冷めをしてしまうこともあります。スチームサウナは、バスルーム全体が温かく、湯船とほぼ同じ温度で、頭から足の先まで温まります。身体を洗っている間も温かいので、身体の芯までしっかりと温まります。
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身体の負担を減らして温まる
湯船につかる効果として、温熱作用・水圧作用・浮力作用の3つがあるとされています。この水圧は身体の表面だけでなく、血管にも圧力が加わっています。スチームサウナは、室内自体の空気を温め、水圧を受けない入浴のため、身体への負担も軽減できます。
溺れる心配がなく温まれる
湯船に浸からない入浴スタイルは、小さいお子さんやご高齢者の方の『溺れ』の心配がなくなります。冬場になると、TV、新聞、ラジオなどでヒートショックの言葉を見聞きするのではないでしょうか。ヒートショックとは、急激な温度変化による身体への影響です。身体をとりまく外気温が急激に変化することで、心血管系に大きな負担がかかり、脳卒中や心筋梗塞の危険が高まります。年間約1万人以上が、浴室で不慮の事故にあわれています。浴室だけではなく、家全体の温度環境にもよりますが、スチームサウナで身体を温める入浴も1つの提案です。
介護入浴の可能性
車椅子のまま、バスルームへ入り、湯船に入らずにそのまま体勢で、身体を温めることができます。
身体の移動をしなくて良いだけでなく、水圧を受けないため、楽(ラク)な入浴スタイルです。シャワーでお湯をかけずとも温かいので、介助者にとって、両手を使えることもポイントになります。
※車イスはシャワー用のものをご利用ください。
※水分補給をしてください。
入浴事故防止の呼びかけ
高齢者の方の事故は、意外にも家庭内で起きるケースが多く、浴室で起こる事故は命に関わるケースが多いようです。転倒事故や家の中の温度差によるヒートショックなどがあります。
各機関でも、さまざまな事故防止の呼びかけを行っています。